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「中古マンションvs新築マンション」購入するならどっち?それぞれのメリット、デメリットを徹底比較

マンションの購入を検討する際、新築にするか中古にするか一度は考えますよね。今回はそれぞれのメリットとデメリットをまとめました!

1.新築マンションについて

1-1.新築マンションのメリット

新築マンションのメリットの1つ目は、なんと言っても誰も使用していない住宅は気持ちの良いものです。

加えて、住宅の性能という点においても年々向上しています。

例えば、マンションの上下階の音の問題が解消されていたり、断熱性能が高い建具が採用されていたり、長持ちする様々な工夫が凝らしてあったりします。

新築マンションは、買うタイミングによって、最新の設備のトレンドが反映されている点も魅力の一つです。

新築マンションのメリットの2つ目は、耐震基準が最も新しい基準で建てられている点です。

地震大国の日本では大震災がある度に、耐震基準が見直されていますし、基準が段々と厳しくなると同時に、耐震偽装事件後は特に建築会社のコンプライアンス(法令遵守・企業倫理)も高まっているため、これからは益々安心できるでしょう。

1-2.新築マンションのデメリット

新築マンションのデメリットの1つ目は、資産価値が購入価格から大きく下がる点です。

「新築」というプレミアが付いている分、通常は契約書にサインをしたと同時に中古になり、後々、売却などをする際に、値下がり幅は新築で購入した方が大きくなりがちです。

一概に、すべての新築マンションがそうだとは言えませんが、一般情報として忘れずにチェックしてください。

新築マンションのデメリットの2つ目は、日本のように経済が成熟した国では、一般的には、良い土地には既に建物が建っているというケースがほとんどである点です。

純粋に立地だけを比べた場合は、新築よりも中古の方が選択肢が広がるのは見逃すことができない事実でしょう。交通や買い物の利便性の観点で、周辺の中古物件も合わせて吟味されるのもよいのではないでしょうか。

2.中古マンションについて

2-1.中古マンションのメリット

中古マンションの魅力の1つ目は、なんといっても新築マンションと比べて価格が安い点です。

一般的に築10年の中古マンションの場合、新築マンションの7〜8割程度の価格で購入することができます。

築10年であればまだまだ設備としては古びておらず、クリーニングやクロスの張替えをするだけで、新築のような仕上がりにすることができます。

中古マンションの魅力の2つ目は、幅広い選択肢から選ぶことができる点です。

新築マンションの場合、選べるマンションの数は限られています。

希望のエリアがある程度決まっている場合、検討できるマンションが1〜2物件しかないこともめずらしくありません。

新築にこだわることで、希望エリアを妥協する・・・ということにもなりかねません。

一方で中古マンションの場合、様々な物件が同じエリアの中で販売されており、幅広い選択肢から選ぶことができます。

2-2.中古マンションのデメリット

中古マンションのデメリットの1つ目は、売出価格が相場より高いものから安いものまで千差万別である点です。

全般的に新築マンションよりもリーズナブルな中古マンションですが、新築マンションと異なり、極端に相場価格と離れた値付けをされているケースがあります。

中古マンションの売主は「個人」ですので、価格の決め方は完全に個人の自由です。

中古マンションには定価が存在しないので、売主さんとの交渉次第では値引き交渉を成功させることができます。

売主に相場感がない場合、相場からかけ離れた価格で売りに出されるケースもあります。

反対に、売主が売り急いでいる場合など、相場よりも安い金額で売りに出されるケースもあるため、価格を正しくチェックすることができれば、中古マンションをお得に購入することができます。

中古マンションのデメリットの2つ目は、中古マンションは探すのが大変である点です。

新築マンションの場合「販売期」は分かれているものの、一つの建物の中で数十から数百の部屋が一気に売りに出されるため、情報のチェックは比較的容易であり、比較検討もしやすくなります。

一方、中古マンションは毎日のように様々なエリアで市場に出てくるため、日々不動産ポータルサイトをチェックしなければなりません。

3.「新築vs中古」価格や価値面での比較

3-1.新築と中古、実際にどのくらい価格が違う?

新築マンションと中古マンションの物件価格差の違いについては、東日本不動産流通機構と不動産経済研究所の調査によると、中古マンションの平均価格は3,668万円とのことです。

一方、新築マンションの平均価格は5,994万円となっています。

一般的には新築マンションの方が物件価格は高いです。

しかし、条件が異なれば新築マンションよりも中古マンションの価格のほうが高くなるケースもあります。たとえば中古マンションであっても、駅から近い場合や設備が充実している場合は、新築時よりも価格が高くなるケースは珍しくありません。

3-2.今の新築の価格水準は?

不動産経済研究所の調査では、2021年の首都圏における新築マンションの平均価格は6260万円で、過去最高値である1990年の6123万円を更新しました。

ただし、全体的に値上がりしているわけではなく、新型コロナ禍後に価格が明らかな上昇基調にあるのは東京23区内のみです。

東京23区内、特に都心部の強みが再認識されていると言えるでしょう。

3-3.結論どっちを買うべき?

「新築マンション」と「中古マンション」でどっちにしよう?と悩んでいる方は、まずはどちらも見てみるといいでしょう。物件選びにおいて、先に「新築」か「中古」を決めなければならないわけではありません。

本記事では「新築マンション」と「中古マンション」の一般論を元にメリットとデメリットを解説しましたが、「資産価値が落ちない新築マンション」もあれば、「新築時より高額になった中古マンション」も存在します。

「新築マンション」や「中古マンション」の垣根を超えて、まずは物件自体の価値や自分たちとの相性を見てみてください。

4.実際に目黒区、大田区、品川区の物件を見てみよう

4-1.目黒区、大田区、品川区の新築物件の価格

目黒区の新築マンションの平均価格は8,064 万円です。

続いて、大田区の新築マンションの平均価格は4,959 万円です。

最後に、品川区の新築マンションの平均価格は6,803 万円です。

4-3.目黒区、大田区、品川区の中古物件の価格

目黒区の中古マンションの平均価格は7,191万円です。

続いて、大田区の中古マンションの平均価格は4,950万円です。

最後に、品川区の中古マンションの平均価格は5,906万円です。

4-4.もっと物件を見てみる

「新築マンション」や「中古マンション」の物件選びは、物件をさまざまな角度からチェックする必要があります。

チェックリストは数多くあり、限られた時間の中ですべてを確認するのは簡単でないかもしれません。専門的な知識や情報が必要なものも多くあるので、不安があるようなら不動産のプロに相談しておいた方が安心です。

不動産会社の担当コーディネーターを上手く利用しながら、「買ってよかった」と思える物件を見つけていきましょう!

スケッチでは不動産のプロに個別相談ができ、さらにそれぞれの要望に合わせて優良な物件を紹介しています。相談自体は何度でも無料なので、気軽に相談してみてください。

5.まとめ

本記事では「新築マンション」と「中古マンション」のどちらを選ぶべきか解説してきました。

新築マンションも中古マンションもそれぞれメリットやデメリットがあり、自分がどこの優先順位を置くかによって住宅の選び方は変わってきます。

したがって、新築マンションか中古マンションかを考える時に最も意識しておきたいポイントとして、自分の年齢や年収、世帯人数や希望条件とマッチしている物件はどれかという視点を持つことです。

しかし、自分の目だけで自分にピッタリの物件を探し出すのはなかなか簡単ではありません。そこで、物件探しをするなら、自分の感覚で物件サイトを見るのではなく、プロからの提案をもらうことも重要です。

初めての家探しを安心して進めていきましょう!